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2013年9月

三春ART & CRAFTSで、トークショーに出演します

 
9月14日からの三連休のおはなし。 
 
福島県の郡山にほど近い静かな城下町・三春ではこの三日間、
「ARTS & CRAFTS」という手造り市が開催されます。
 
陶芸、木工、かご、布雑貨、漆器、ガラス、和紙などの作り手が集まる、
町をあげてのにぎやかなイベントです。
 
 
店主は、このイベントに参加している漆作家の村上修一さんを通じて、
運営スタッフのCさんとお知り合いになりまして。
 
「三春に行ってみたいなあ」という漠然とした希望をお話ししたところ、
諸々の経緯から、このイベントに出演させていただくことになりました。
 
「出展」じゃなくて、「出演」というところが、ミソ。
 
作り手ではない店主ではありますが、
なんと、最終日16日に、トークショー的なことをやることになったのですよ!
 
 
タイトルは、「うつわ屋さんの茶飲み話」。
 
肩の凝らないトークショーにしたいなあと思って、
このようなタイトルに落ち着きました。
 
Cさんとの打ち合わせの中で、いろんなアイデアが浮かんできてしまい、
なんと、三回もしゃべらせてもらえることに。
 
 
一回目は、「手仕事の器を楽しもう!」っていうノリの、短いイントロダクション。
 
二回目は、このイベントのタイトルになってる「ARTS & CRAFTS」にからめて、
英国のアーツアンドクラフツ運動と日本の民藝運動についての座学的な話。
 
三回目は、作り手と売り手の立場からお話しをする、村上修一さんとの対談。
 
 
実はまだ、おぼろげなイメージしかできてないんですけどね。
 
お恥ずかしい話ですが、追い込まれないと仕事が進められない店主ですので、
細かい内容については、たぶん直前に詰めていくことになりそう。
 
緊張するけれど、なんだか妙なワクワク感がありますね。
 
 
9月14~16日の三連休、お時間がありましたら、
みなさまもぜひ三春へ遊びにきてください。
 
初秋のみちのくでたくさんの方にお会いできれば、と思っています。
 
ご興味がありましたら、三春町のホームページをご覧いただき、
三春町観光協会(0247-62-3690)までお問い合わせを。
 
 
[追記]
店主のトークショー出演に伴い、
9月16日(月)、「神楽坂 暮らす。」は臨時休業いたします。
 
 
 
■店主の個人ブログはこちら>> 神楽坂 器 日和。
■店主のつぶやきはこちら>> 神楽坂 暮らす。
 
 
 
(2013年9月6日)

「器茶話 民藝 完結編」を開催いたしました

 
7月に、フードコーディネーター・タカハシユキさんの事務所で、
器のお話し会(器茶話)の民藝編という講座を開かせてもらったのですが。
 
うだうだと話していたら、話し終えることができなくなってしまい、
昨夜、その二回目(=完結編)を開催いたしました。
 
 
「神楽坂 暮らす。」は、民藝専門店というわけではないわけで。
 
ただ民藝運動をべた褒めして、「民藝ファンを作る」ということではなく、
座学として、民藝のいいところも悪いところも、どっちもお話ししてみました。
 
 
聞いていただいたのは、エディターやスタイリスト、カメラマンといった方々で、
古今東西のさまざまな素敵なものを見聞きしてきた方々。
 
店主は、知っていることをみなさんに伝える通訳のようなものなので、
あとは、聞いていただいた方の中で各自解釈していただくのがよいのかなあ、と。
 
そんな感じの講座にさせていただきました。
 
 
というわけで。
 
お話しが終わった瞬間に、座は、そのまま宴会に移行。
「8時だヨ!全員集合」の舞台転換並みの素早さにて。
 
そして、タカハシさんのお手製のお料理が次から次へと手品のように登場。
 
素材も調理法もシンプルなのに、家庭料理とひと味違うところが、さすがプロ。
感心しました。
 
 
タカハシさんは、二十代の頃からの呑み仲間で、われわれ仲間の出世頭です。
(知り合ってからもうすぐ20年!)
 
店主は今に至るまで、何度か進路を変えた末に器屋になったのだけれど、
彼女は二十代の頃から目指す方向が一貫してる。お料理ひとすじ。
 
何事かを成すためには、そのくらいの月日をかけなければいけないんですよね。
 
 
最近は、ブログが人気になっていきなり料理本を出すような輩が多いと聞くけれど、
そういうのって、あんまり好きじゃないなあ。
 
情報社会によって世の中の流行り廃りのサイクルは短くなっているけれど、
それによって人間の能力向上の速度までが早くなったわけじゃないし。
 
ブログの人気(アクセス数)なんていう物差しでは測れない大事なことが、
この世界にはまだまだたくさんあるはずだと思うんですよ。
 
古い考えでしょうか。
 
 
さて。
 
店主の場合、前職の百貨店時代に器の企画買付をはじめてから、13年になるけれど。
まだまだあまちゃんだという気持ちは心の片隅に持っているつもり。
 
このままあと7年がんばったら、20年。
そこまで行けたら「器屋ひとすじ」って言ってみようかな、なんて。
 
そんなわけで、器屋である自分にとっての新たなライフワーク「器茶話」は、
これからも、いろいろな場で続けてゆきたいと思っています。
 
次回は9月16日、東京を飛び出して、福島県の三春で開催しますよ!
 
 
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(2013年9月2日)