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2012年10月

MOOK「HIYORI 愛しの和雑貨」で紹介されました。

 
グラフィス出版から発売されている隔月刊の雑誌「Cafe.mag」。
 
その別冊MOOK「HIYORI 愛しの和雑貨」で、
「神楽坂 暮らす。」が紹介されていますので、ご案内いたします。
 
 
「HIYORI」は、「ときめき和雑貨店案内」というサブタイトルの通り、
個人経営のお店を中心に東京+鎌倉の和雑貨店を網羅。
 
一店舗ずつ丁寧に紹介していて、好感が持てるMOOKです。
 
「神楽坂 暮らす。」は、ちょっと大きめで見開き2ページの扱い、
さらに、店内ディスプレーのコーナーでも1ページ裂いていただいてます。
 
都合3ページ。
 
 
実を言うと、撮影が季節の変わり目だったこともあり、
新商品の掲載が間に合わず、ちょっと残念ではあるのですが。
 
それでも、あたたかなイメージのページに出来上がってますよ。
 
お近くの書店で見かけたら、どうぞ手に取ってみてくださいね。
 
 
[追記]
恥ずかしながら、破顔大笑の店主の写真も掲載されております。
あしからず。
 
 
 
■店主の個人ブログはこちら>> 神楽坂 器 日和。
■店主のつぶやきはこちら>> 神楽坂 暮らす。
 
 
 
(2012年10月29日)

島根の民窯 森山窯訪問記

 
8月に島根県を東から西へ縦断する旅をしてきたのですが。
 
そのときに、大田市温泉津(ゆのつ)にある森山雅夫さんの窯元を
訪ねてきました。
 
ご夫婦二人で制作している森山窯さんのうつわは、
民藝ならではのあたたかさと、モダンな造形センスが特徴。
 
いつかうかがいたいと思いながらも、なかなか行く機会が作れず、
この夏やっと行くことができたのです。
 
 
実は、森山さんは、
民藝運動の旗手の一人、河井寛次郎さんの最後の内弟子。
 
いろいろとお話しさせていただきましたが、
静かに作陶に情熱を燃やしている様子がひしひしと伝わってきました。
 
古い民藝のスタイルをそのままルーティンとして続けるのではなく、
作品には瑞々しい感性が宿っていて、とてもすてきです。
 
 
「陶工になる前に先ず立派な人間になれ」
「焼物は繰返しのみではなく創造の意欲を忘れてはならない」
 
これらの言葉は、河井さんから教えられた作陶の心得だそうですが、
森山さんの作陶のバックボーンになっているのだなあ、と思いました。
 
作家としてではなく、陶工として、淡々とうつわを制作している姿に、
なんだか、すごく心を動かされてしまいました。
 
こういう真摯な姿勢が「プロフェッショナル」というものであり、
「生業とする」ということなのですね。
 
 
ご夫婦ふたりの窯元さんなので、
現在受注している作品制作で手いっぱいだとのことだったのですが。
 
それでも、突然の訪問だったにも関わらず、
作品を少しだけ持ち帰らせてもらうことができました。
 
数僅少ですが、どうぞ店頭でご覧いただければ、と思います。
 
ほんとうにいい風合いなので。
 
 
森山窯 ぐいのみ 735円
森山窯 みずさし 5,250円
 
 
 
(2012年10月13日)